標記に関する、独立行政法人酒類総合研究所からの報告は下記の通りです。
E U 諸国へ輸出・販売するワインのラベルにブドウ品種を表示するためには、ワイン用ブドウ品種の国際ブドウ・ワイン機構(International Organisation of Vine and Wine。以下「OIV」)への登録及び生産国による表示規則(代表的な生産者団体が発した規則を含む。)が必要です。
当研究所は、OIVへの品種登録申請業務をおこなっています。山梨県ワイン酒造組合から「マスカット・ベーリーA」種について品種登録の依頼を受け、OIVへの登録申請を行っておりましたところ、今般、OIVの「国際ブドウ品種及び同義語リスト」に掲載されました。
(注)ブドウ品種の表示に関する生産国の規則については、現在、山梨県ワイン酒造組合において検討されています。
【参考】
・「マスカット・ベーリーA」種は、日本で育種された代表的な赤ワイン用ブドウ品種です。
・現在、OIVの「国際ブドウ品種及び同義語リスト」に掲載されている日本のワイン用ブドウ品種は他に「甲州」種があり、今回の品種登録で2つとなりました。
詳細は下記の通りです。
MBAのOIVリストへの登録(酒類総合研):20130708